奨励賞 株式会社不二精工

組織概要  所在地:千葉市中央区都町1-18-13

      代表者:清田浩義

      設立 : 昭和23年 5月23日

      従業員数:128名

      業種:卸売(菅工機材、住宅設備機器、建築資材)

<奨励賞推薦理由>

 株式会社不二精工は、昭和23年に市川市にて創業し、千葉県と関東地域において住宅設備機器、配管材料、建築資材の総合卸売商社として事業を営み、現在は県下には9つの営業拠点を配し管工事・設備、土木建設、建築工務店、リフォーム店、行政機関などに対して製品とサービスを提供しています。

この間、初期の管材の卸会社から住宅設備機器などに事業を拡大していき総合卸会社として発展していく中で、公共工事や住宅新築着工件数の長期的な減少に伴い、リフォームやエコ分野を含めた新たな事業への進出に向けた組織や業務の変革の必要性を感じていました。そこには仕入先から顧客へ卸して配送する従来からの配管材料等の卸ビジネスに対して、住宅設備では配送から設置までの一連の働きが価値として求められること、取扱商品の増加や変化による顧客のニーズや要求の多様化に答えられる人材や仕組みが必要といった課題がありました。

この課題認識のもと、自社の顧客とは誰かどのような価値を提供するかを過去の事業活動から振り返り、自らの将来像を『問題解決型流通企業』と位置づけて改革に努めています。そして、独立性の強い営業拠点の運営によって成り立っていた会社組織を全社で顧客のニーズに答える組織へと変革していくために、顧客接点となる営業現場の取り組みを活かしつつも、戦略策定の改革や営業体制のエリア制から全社制への移行、地域営業の中核となる場所長の育成などを推進し、あるべき姿に向けて着実に進歩を遂げています。

これらのことから、千葉県経営品質賞奨励賞に相応しい経営を実現していると判断し、ここに同社を千葉県経営品質賞奨励賞に推薦します。

今回の審査で高く評価された点は以下の通りです。

【現場とマネジメント層が一体となり、提供価値が高まる組織と制度へ継続的改革】公共向け管材から太陽光発電システム、住宅設備などで顧客が広がる中でも一貫して社是「顧客への奉仕」に基づく顧客とのつながりを大事にする風土と実践が、過去から現在までに継続して行われています。営業担当は納品先だけでなく設備設置先の住宅施主などとの会話も含めた現場で見聞きした声や競合他社の動きなどを丹念に拾い集め、場所ごとの営業会議で報告しあい意見交換や課題・対応策の検討を行っています。この結果は更に経営会議において「先月の振り返り」や「今月の施策」として集約され、先月の行動、実績一覧、顧客の声・仕入先状況、従業員の意見に整理した上で出席者同士が議論し対策すると言う密度の濃い対話の場を設けています。これらの現場起点の声が新たな気付きや事業運営のアイディア創出になっています。住専担当は最初設備営業での売上げの伸び悩みから、新たなビジネス分野の開拓のために発足しましたが、その有効性に気付いて他の拠点でも担当を設置し、仕入先にもない知見を有した設備に強い営業として独自性を発揮しています。ある拠点の有効事例を、全社での新たな価値創造につなげていく試みが定常的に行われて効果をあげていると言えます。

一方経営の舵取りについても改革が見られます。単年度の事業計画策定を改め、将来を見据えた方針と取り組みが出来るように戦略「フェニックス」を5部長中心で策定し平成23年度から25年度まで実施してきましたが、26年度から開始した戦略「リボーン」の策定では、5部長に加えて場所長を加えて検討する策定プロセスに改良しています。策定にあたっては経営環境や市場の今後を分析的にとらえています。

また場所長が自分の営業拠点におけるあるべき姿を検討し本社の経営幹部と意見交換し、各営業現場と全社の戦略方針と一体化した戦略にまとめ上げています。「リボーン」検討にあたり見直した組織プロフィールには場所長たちが取り組んだ「現在の市場動向」「自社の提供価値」等の経営分析結果が取り込まれ、戦略策定の原動力となっています。これら一連の過程は現場サイドの意見の吸い上げに留まらず、場所長が自分の営業範囲を超えて全社視点で経営を考える動機づけと教育の機会となっています。

組織体制についても、独立性の強い営業所による会社運営を一社として統合した運営にしていくためにエリア制に移行し、現在はエリア制の発展的解消として全社制への移行に取り組んでいます。この取り組みにより従来あった営業拠点やエリア間の壁がなくなり場所長同士がフラットな関係になる効果も生んでおり、場所長ミーティングによる拠点同士の状況共有や、場所長によるあるべき姿の検討につながっています。場所長の成長は将来の経営幹部育成にもつながるものであり、段階を経た体制改革が中長期的な形で成果を上げていると言えます。

これらの取り組みを通して、主力の管工事・土木工事を中心に全体売上げを伸ばす中で、将来の成長分野と位置付ける建築工事・リフォームとその重点商品である住宅設備等の売上も着実に増加するという事業上の成果も上がっています。

 

 

 

奨励賞 (社福)六親会

  受賞理由・評価の高かった事項など

 

 

 

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